2020年度の活動
厄介だけど役に立つ。ディスパージョン・濃厚分散系を使いこなす
食品、化粧品、トイレタリーなど身近なものから、塗料、さらには最先端の2次電池、導電材料に至るまで、ナノ粒子・微粒子の濃厚分散系や界面活性剤の乳化などのディスパ―ジョンテクノロジーはあらゆる場面で利用されています。本セッションでは、この分野の初心者から中級者レベルの皆様と議論する機会を設けました。
日時 2020年10月22日(木)9:25〜12:05 (オンライン開催)
会場 D会場
9:25–09:30 開会挨拶
武田 真一(武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社・社長)
9:30-10:05 ものづくりに効く分散凝集評価の基礎
武田 真一(武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社・社長)
10:05-10:40 乳化の温故知新
山下 裕司(千葉科学大学 薬学部・准教授)
10:50-11:25 コロイド分散系の結晶化とクラスター形成
山中 淳平(名古屋市立大学 大学院薬学研究科・教授)
11:25-12:00 濃厚ナノ粒子分散系の構築と医用画像処理診断への展開
徳留 靖明(大阪府立大学 大学院工学研究科・准教授)
12:00-12:05 閉会挨拶
米澤 徹(北海道大学 大学院工学研究院・教授)
一般シンポジウム3:分散・凝集理論の新潮流-革新モデルの構築をめざして-
固体粒子の分散・凝集挙動は、自然界あるいは工業プロセスにおいて広範に観察され、重要な研究対象である。ここで注目する分散相として気泡や液滴なども含めれば、研究対象となる挙動はさらに多様となる。本シンポジウムでは、このような多様な分散粒子の表面状態やナノ構造、粒子の変形、粒子間に働く相互作用力や摩擦などのナノスコピックな事象が、マクロスコピックな分散凝集やレオロジー的挙動、非平衡現象を伴う実プロセスにおいて、どのように支配因子となりうるかについて、新しい観点からの洞察を提供する。また、この課題について議論の場を提供することで、次世代を切り拓く革新モデルの構築を目指す。
日時 2020年9月14日(月)〜9月16日(水)
会場 オンライン開催
依頼講演
9月16日(水)
13:00–14:00 座長 小林 幹佳
SY3-01 分散凝集に寄与する表面間力の直接測定 – 疎水性引力と溶媒和力を中心に–
(岡山大学自然科学研究科) 石田 尚之
SY3-02 エマルションの崩壊プロセスに関する研究
(千葉科学大学薬学部) 山下 裕司
14:15–15:15 座長 小林 幹佳
SY3-03 低温焼結・導電性銅ペーストにおける粒子/ 界面設計
(関西大学化学生命工学部) 川﨑 英也
SY3-04 金属微粒子の高濃度分散と安定化,それらの電子部品部材への応用
(北海道大学大学院工学研究院) 米澤 徹
15:30–16:00 座長 小林 幹佳
SY3-05 実用的側面から考える分散・凝集理論の課題と展望
(武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社) 武田 真一
一般研究発表
2020年9月12日(土) 9:00〜14日(月) 9:00 プレ公開
2020年9月14日(月) 9:00〜15日(火) 13:00 討論
SY3-06 遊星ボールミルにより分散したCNF ゾルの微構造と表面物性
(1 岐阜大学 ,2 名古屋工業大学,3 慶應義塾大学)〇馬渕 裕也1,高井 千加1,大矢 豊1,藤 正督2,仙名 保3
SY3-07 低温焼結にむけた表面活性化銅ペーストの調製
(関西大学大学院理工学研究科)〇坂井田 亮太,川﨑英也
SY3-09 両性フリーラジカル開始剤を用いたソープフリー乳化重合によるポリスチレン粒子の合成およびpH依存性泡安定化剤としての利用
(1 大阪工業大学 工学研究科 化学・環境・生命工学専攻,2 大阪工業大学 工学部,3 大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター)〇福井 彩1,平井 智康2,3,中村 吉伸2,3,藤井 秀司2,3
SY3-10 多面体リキッドマーブルの形状制御と遠隔運動操作
(1 大阪工業大学大学院 工学研究科 化学・環境・生命工学専攻,2 大阪工業大学 工学部 応用化学科,3 大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター)〇藤原 準也1,宇田 真1,平井 智康2,3,中村 吉伸2,3,藤井秀司2,3)
SY3-11 疎水的ポリアニリン粒子安定化リキッドマーブルを用いた非水液体運搬システムの開発
(1 大阪工業大学大学院 工学研究科 化学・環境・生命工学専攻,2 旭川医科大学,3 大阪工業大学 工学部 応用化学科,4 大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター)〇宇田 真1,眞山 博幸2,平井 智康3,4,中村 吉伸3,4,藤井秀司3,4
SY3-12 Critical coagulation ionic strength ofallophane particles in the presence of multivalentcounter-ions
(1 Graduate School of Life andEnvironmental Sciences,University of Tsukuba,2 Faculty of Life and Environmental Sciences,University of Tsukuba) 〇 Maolin Li1,Motoyoshi Kobayashi2
SY3-13 Effects of Turbulent Flow and Co-ion Valenceon Aggregation Kinetics of Polystyrene Latex Particles
(1 University of Tsukuba,2 The University of Tokyo)〇JIAHUI GAO1,Takuya Sugimoto2,MotoyoshiKobayashi1
SY3-14 流動下の粘弾性測定で得られるコロイド流体の凝集特性
((株)大菜技研)菜嶋 健司
SYSY3-15 シリカナノ粒子とポリエチレンオキサイドからなるシェイクゲルの緩和の直接観察
(1 筑波大学大学院生命環境科学研究科,2 筑波大学 生命環境系)〇黄 逸1,小林 幹佳2
SY3-16 サポナイトと polyethylene oxide の混合コロイドのシェイクゲル
(筑波大学生命環境科学研究科)〇李江澤,黄 逸,小林 幹佳
Copyright 2017 日本化学会 新領域研究グループ 分散凝集の学理構築への科学と技術戦略 All Rights Reserved.
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分散凝集の学理構築への科学と技術戦略
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